2.映像記録情報について

 DVD Videoは映像をMPEG-2という圧縮技術で圧縮し収録しています。 日本のNTSC仕様収録の場合の解像度は、720x480画素です。

[補足1]
フィルム素材の場合は、24フレーム/秒ですが、TVにあわせて適宜変換されたりします。
[補足2]
TV画面は色つきの紐を横方向に、上から下へ順に並べたようにして画像を送ります。
隙間無く生めて、上から下まで一度に埋めるものをプログレッシブ方式と言います。
はじめは1行おきに、2度目はその間を埋めるようにするものをインターレースといいます。
現在の日本の地上アナログ放送は原則としてインターレース方式です。
1/60秒を2度送り、30fps(正確には29.97fps)の画面を作ります。

 MPEG-2は可逆圧縮ではないので、完全には元には戻りませんが、 民生用TVの再生能力を越える画質を切り捨てることで収録時間をかせいでいます。 極端な話、人間に光は見えても紫外線などは見えませんから、目に見えない波長を切っても関係無いだろうという理屈です。 (実際には、このような単純な方法ではありません。)

 また大抵の場合、前後の画像からの変化分などを考えて圧縮情報を常に変化させています。 このため、収録時間が同じであっても動きや色変化が激しいと、正確に再現するにはそれだけ沢山の情報が必要になります。 そこで、製作会社はDVDマスターの作成時にどこまで再現するかDVDマスターの再現性の精度を設定しています。 画質やノイズなど、マスター(フィルム)の状態に応じて、DVDマスターにするときの精度を指定することで、 より長時間を収録できるようにするわけです。 これは一部のDVDプレーヤーで表示される転送レート機能で見ることができます。

 しかし、いくら高精度に収録してもプレーヤー側の再生能力が十分無い場合、高画質再生は望めません。 圧縮された情報を正確に再現する能力と、色の再現性の正確さなど多様な能力を要求されるため、 価格によって再生能力に差があることが分かります。

 ただし、これもいずれは低価格で十分な能力を得られるようになるでしょう。 そうなると、ホームシアターシステムなどの中級以上で無い限り気にしないで楽しめるようになると思います。 少なくとも、現在VHSのレンタルビデオの画質で気にならないなら、廉価版でも既に十分な能力はあります

 唯一気をつけるとすれば、最近のアニメなどのタイトルの一部が、以前に比べてピーク値(瞬間的な最大値)ではなく、 常に比較的高いレートで作られている場合があります。 このようなタイトルは、古いプレーヤーではコマ落ちしやすくなります。 PCでDVDビデオ再生する場合特に注意する必要があります。

 また、オーサリング時に使用した方式が比較的新しい方式の場合、再生プレイヤー側が対応できないことがあります。 これはDVDビデオソフトの規格が固定化されたものではなく、約半年毎に追加修正などが行われているためです。

無論、前述の他にエンコード・デコード時や信号経路での劣化がありますがマニア向けのレベルですのでここでは割愛します。

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